独語雑感:Breakfast at Tiffany の2年前1956年の短編。私ごとで恐縮乍ら、この年、小生は初めてニューヨークに赴任。作品はその時点から20数年まえの想い出であり、20世紀初めのアメリカは今よりもっと若くて、イノセントな人々が多かったのではないか。作品中の単語の綴りもer でなく英国式の re
が使われているのもなんだか当時のアメリカが慎ましい気がする。作品は、豊かな自然、少年と齢の割には幼い従姉とペットも絡んだ友情の描写、彼を待ち受ける色あせた大人の過酷な人生暗示。。感心しながら読みました。大きなモミの木を夜店で買って車に積んで帰った50数年前のクリスマスを思い出した。