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第23章 第24章 第24章後半 第25章 第26章(最終章) 
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茅ヶ崎方式の教材のリスニングの後、ペーパーバックを皆で読んできました。
一人だとちょっと敷居が高いとか、時間が取れないなどなかなか読めないものですが、
初級向けから初めて、毎回少しずつ読み進んで来ました。

12月からスタートした、S.Sheldonの「The Sky is Falling」も
まもなくクライマックスを迎えようとしています。
読書会担当の☆さんが、参加メンバーのメーリングリストに掲載してくださった
あらすじをご紹介します。
お休みしたときには、本当に大助かりでしたね。
どうもありがとうございます。
読書会の様子や英単語の解説もあり、きっとなるほどと納得することも多いはず!


2005年8月1日(月)
第25章〜第26章
こんにちは、☆です。
暑い日が続いていますがいかがおすごしでしょうか。
明日からはもうもう8月ですね。

先週の木曜日が夏休み前の最後の活動日でした。 加えて 昨年から読み続けていたペーパーバックもついに最終章を迎え、めでたく読了いたしました。
一緒に読んでくださった皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
ML上で、また直接 多くの感想や激励をいただきありがとうございました。
たいへん励みになりました。

9月からは ジョン・グリシャムの「The client」(依頼人)を読み始めます。

映画化されたので内容をご存じかたもいらっしゃると思いますが、♪さんからお借りしたDVDに内容紹介がありましたので、一部転載します。

― 家の近くの森で自殺した男を目撃したことから、11歳の少年マーク は、連邦検事官に証言を強要され、マフィアからは命を狙われることになる。
自殺した男はある殺人事件の重要な証人だったのだ。「しゃべったら殺される」と追いつめられたマークは、家族と自分の安全を考えた末に弁護士を雇おうとするが所持金はわずか1ドル。 しかし、少年の中に自分と同じ心の傷をみつけた女性弁護士は、彼の依頼を受け難事件解決に挑む ―

といったサスペンスドラマです。時間のある時に図書館などで邦訳(「依頼人」)をのぞいてみてください。私も新古書店などで探してみます。

それでは、25章、26章のあらすじです。


 〜第25章〜

アビーのアパートの前でタクシーを捕まえハドソン邸に向かうデイナ。
なかなか進まない車とこれからの展開に不安を感じながらも、マットの手配で警察が先回りしていることを願う。

しかしハドソン邸には警察の姿はなかった。 不安で気が動転するが、こみ上げるロジャー・ハドソンとその妻パメラへの怒りで気持ちが奮い立つ。
玄関で出迎えた顔なじみの執事に助けを求めたい気持ちを抑え、書斎で待つロジャーと対峙する。

デイナは警察がもうすぐ来ると告げるが、ロジャーは意に介さず 彼女のバックから奪ったペッパースプレーを噴射する。苦しむデイナにケマルがどんなに怯えていたかを伝える。
そして デイナを利用して 自分たちのプルトニウム横流しを知るロシア政府内の高官を突き止めたこと、FRA(連邦調査局)のジャック・ストーンも仲間であることを教える。
加えて ケマルは学校の地下室に閉じ込められており 火事で死ぬことになっていると告げられデイナは怒りで目が眩む。 そしてデイナも死に場所になるであろう公園に向かう車中の人となる。 
運転手の執事を説得しようとするが、彼もハドソン夫人に忠誠を誓う敵方の人間だった。

その車を ジェフとパイロットの乗るヘリコプターが追う。
かたやハドソン夫妻、ジャック・ストーン、ダレー夫人を乗せたワゴン車がワシントン国際空港へ向けて走る。 飛行機でモスクワに逃走する予定である。

一方、FRA本部ではブースター将軍がジャック・ストーン少佐の悪事を知り、国外逃亡を阻止しようとする。

ヘリコプターが公園に向かう車の行く手を遮って着陸する。 とっさの策で執事を片づけたジェフはデイナを助け出し、ケマルが閉じ込められている学校へと向かう。

すでに学校からは黒煙があがっていた。 消防士たちを振り切って校舎に飛び込んだジェフは煙に巻かれながらも地下室へたどり着き 意識のないケマルを見つける。 
息苦しく 煙で目が見えない中 力を振り絞ってケマルを抱きかかえ階段をのぼるが、遠くに人の声が聞こえたとき失神する。

ブースター将軍がハドソンの自家用機の離陸を中止させようと 空港の責任者に電話する。
管制官が中止の命令を出すが 飛行機はかまわず離陸する。
責任者が困惑して遠ざかる飛行機を見ながら、ブースター将軍に事情を説明している最中に空が爆発する。
地上にいる者すべてが恐怖の面持ちで見つめる中 空からは燃えさかる飛行機の破片が雨のように雲間から降り注く。まるで永遠に止まらないかのように。

空港の隅では ハドソンに殺されたサーシャの弟 ボリス・シュダーノフが長い間様子を見つめ、立ち去る。

 〜第26章〜

デイナとジェフの結婚式は市庁舎で判事によって執り行われている。
再婚をやめたデイナの母親も招待した。 ケマルと談笑している彼女を見て、今回はちゃんとケマルの名前を覚えていることに気付いてデイナは幸せを感じる。

火事の後、ジェフとケマルは入院した。ケマルの冒険談はマスコミを賑わせ、テレビドラマ化の話さえ出ている。 今や彼は学校の人気者だ。
その後 養子縁組の式も済み、3人は正式な家族になった。

悪夢も次第に薄れていき デイナは、もう冒険はたくさん と考えている。
彼女は家族が増えることをジェフとケマルに伝え、引越しを提案する。

朗報は続く。 今回の事件を扱ったデイナの番組 クライムラインは大成功を収める。

しかしたった一つ悲しいニュースがある。 レイチェルの訃報だ。 
生放送中にテレプロンプターにそのニュースが流れたとき、デイナは胸が詰まって読むことが出来なかった。

11時のニュースが始まっている。
ニュースが終わった後、デイナはマットへ会いに行き、今日のニュースの中で気に掛かる事件があることを伝える。

(了)

冒険はもうこりごりと言いながらも、きな臭さを感じるとほっておけないデイナのジャーナリスト魂が感じられる終わり方でした。

この後の作者のあとがきに ここに出てくるシベリアの地下都市は実在のものだという記述があります。 原子炉のうち一機は、この本が発売された時期にはまだ稼動していたということです。そういえばかつて旧ソ連の原子力潜水艦の廃棄物が日本海に捨てられているという事件がありましたね。 数年前、北欧で座礁事件もあったように記憶しています。

デイナが現地で報道していた旧ユーゴの内戦、またその被害者であるケマルなど社会的な要素も盛り込まれた作品でした。  
これで デイナやケマルともお別れですが、木曜クラスではチェリーさんからお借りしたデイナが主人公の作品、”Tell me your dreams"からの抜粋を次回読む予定です <∀さんよろしくお願いします。

またまた長くなりましたが、お付き合いいただいてありがとうございました。

お休み中ご旅行にお出かけの方、お家でゆっくりの方どちらも安全で楽しい夏をお過ごしください!それでは、また。

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2005年7月17日(日)
第24章続き
先日 北海道の知床半島がUNESCO認定の世界自然遺産(World Natural Heritage)になりましたね。1993年に登録された屋久島(鹿児島県)と白神山地(秋田県)に続き日本では3ヶ所目の自然遺産です。本家UNESCOのサイト (http://whc.unesco.org/en/list/1193)をのぞいてみました。
北半球で最南までくる流氷seasonal sea ice at the lowest laitude in the northern hemisphere)が知床の生態系を他に見られない多様性のあるものにしているようです。

キーワードは 
marine(海洋)、terrestrial(陸上)、ecosystem(生態系)、endangered(絶滅の危機に瀕した)、endemic(特定の地方特有の)などなど。

例として挙げられているものを調べてみると
Blackiston’s Fish owl (シマフクロウ)、Viola kitamiana (シレトコスミレ)、 Steller’s sea lion (トド)ということです。

私は、北海道には何度か行ったことはあるのですが 残念ながら知床半島には行ったことがありません。いつか ♪はまなすの咲く頃〜♪にでも行ってみたいものです。 

それでは 今回のあらすじです。四面楚歌のデイナが追っ手の目をかいくぐって逃げるシーンです。

 〜第24章続き〜(P361 4行目〜)

ジャック・ストーンはロジャー・ハドソンに電話でデイナを取り逃がしたことを伝える。 怒ったハドソンはすぐにデイナを消すことを命令する。

デイナはシカゴ環状線の中にある店でスカーフを買って出口に向かうとき、ドアの向こうにトランシーバーを持った二人の男を見つける。

デイナは男達が店内の自分の動きを観察しているのを計算したうえ、また 彼らの裏をかくことに成功する。別の店で購入したブロンドのかつらで変装して、ケマルに会うためワシントンに向かう。

レイチェルが電話を取る。 精密検査の結果を知らせるものだ。彼女はジェフのほうを見て深呼吸をし 電話をもって寝室に消える。電話を終えてジェフの前に出てきたレイチェルの顔は輝いていた。新しい治療が功を奏しガンの進行は止まったという。そして自分はすぐ仕事に復帰するのでジェフはデイナのもとに帰って欲しいと頼む。あまりの展開の速さに呆気に取られるジェフだったが、レイチェルの希望を尊重し彼女のもとを去る。
 
レイチェルは窓辺で最愛の人の背中を見送る。彼女の耳にはまだ先ほどの電話の声が響いている・・・治療は効果がなく、余命は1,2ヶ月という。
 
無事 飛行機でワシントンに着いたデイナはタクシーに乗り込む。
      
一方 薬で眠らせていたケマルは隣の部屋からの声で目を覚ます。会話の内容から自分に迫る危機を察知したケマルは、あわてて窓から逃げる。
      
弱った体で学校まで精一杯走る。 息が切れ、胸に痛みを感じながらもようやくたどり着くと門は閉まっていた。 信じられない気持ちで門を見つめていると待ち伏せていた男が肩をつかみ 土曜日だと告げる。

デイナは自分の部屋に着く。 ドアは開きっぱなしで中には誰もいない。キッチンには見慣れない薬の箱を散らばっている。そのひとつを持って近くのドラックストアーへ持っていく。顔見知りの薬剤師に聞くと、それは抗不安剤で 飲みすぎると眠くなったり疲れたりするという。 最近のケマルの様子の謎が解ける。ダレー夫人と紹介者のパメラ・ハドソンもぐるだったことに気付き、自分の愚かさを悔やむ。

店を出ると二人の男が近づいてきて声をかける。 走り出すデイナ、追いかける男たち。 交差点の中で交通整理中の警官に近寄っていく。 戻れと注意する警官に平手打ちを一発。 パトカーで連れて行かれるデイナを困惑して見送る二人の追っ手。警察署に連れて行かれたデイナは電話を一本かける権利を行使する。

ケマルは男に引っ張られ停めてあるリムジンに連れ込まれようとしていた。そこに制服姿の海兵隊員が通りがかる。ケマルは変質者に路地に連れ込まれようとしていると一芝居うって助けを求める。 海兵隊員たちが男に詰め寄る間に、そばにあった自転車に乗りその場を離れる。 

デイナは保釈の知らせを受けるが、出口の近くで追っ手のひとりが待ち構えていてがっちり彼女の腕をつかむ。 外に出ると多くのWTNテレビのクルーが待っていて次々とデイナに質問を浴びせかける。男は顔を隠して去る。社長のマットが現れ、二人はオフィスに行く。
      
社長室で、エリオット・クロムウェル会長、マットの秘書のアビーを交えこれまでのいきさつを報告する。 デイナはアビーのアパートに身を隠し、ケマルについてはFBIの力を借りることにする。  

ケマルはデイナにダレー夫人が危険であることを知らせるため、WTNのスタジオに行こうとするが、あと一歩のところで敵に捕まる。

アビーの部屋でデイナの携帯が鳴る。 ジェフからの電話を期待したが、受話器から聞こえてきたのはロジャー・ハドソンの声だった。 30分後に自宅に一人で来ること、さもなければケマルの残った腕がなくなるだろうをいう脅しだった。 デイナはマットの留守番電話にメッセージを残しハドソン家に向かう。

WTNの社長室ではアビーがデイナのメッセージに気付き消去する。

ワシントンに到着したジェフはデイナを連絡が取れないままマットに会いにくる。マットはジェフがデイナに身に起こったことを何一つ知らないことに驚きながらもすべてを話す。

アビーは二人の話を盗み聞きし、すぐに事情を知らせる為 ロジャー・ハドソンに電話をする。 マットはデイナの様子を見させようとアビーの内線ボタンを押す。 するとアビーがハドソンに自分たちことを話している声が聞こえてくる。 マットは秘書が裏切っていたことを知り、ジェフはデイナの身を案じすぐハドソン家に乗り込むことにする。
次回はいよいよ最終回です。 もったいなくて まだ最後まで読んでいません。 お鮨も一番好きなネタは最後まで取っておくほうです(笑)。 お楽しみに!

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2005年6月25日(土)
第23〜24章
今日も猛暑の一日でしたね。日中 外出していたのですが、真夏のような強い日差しの中、道端のあじさいがなんだか肩身がせまそうでした。

ところで 今朝ちょっと面白いニュースを見ました。関東で一番暑いといわれる埼玉県の熊谷市が、そのマイナス面を逆手にとって 街作りに生かすという話題です。

市では“暑さ”を熊谷の財産と捉え、市民から 「最高気温当てクイズ」、「商店街40℃セール」など 暑さを連想させる言葉を名称にいれたイベントのアイディアを募っているとのこと。 いいですよね、この逆転の発想(というか開き直り?)

昨年 Alphaでも 打ち水で気温を下げる活動をしているコミュニティの話題が取り上げられましたが、はたして熊谷でもうまく市民を巻き込むことができるでしょうか。 後日談が楽しみです。

それでは 第23章、24章(〜P.361 3行目まで)のあらすじです。

 〜第23章〜

イギリスにあるFRA本部では、狙撃者から間一髪で逃れてホテルに戻ってきたデイナを、大スクリーンで監視している。
  
着替えを済ませたデイナは、ロジャー・ハドソンの言いつけどおり空港バスが出るホテルまで歩いていくことにする。
    
混み合う交差点で 何者かがデイナをいきなり車道へと突き飛ばす。突進してきたトラックの運転手のとっさのハンドルさばきで、トラックはデイナの真上を走り過ぎ、九死に一生を得る。

ホテルのロビーでも、空港バスの中でも恐怖で心が塞ぐ。

空港に着いたデイナは、無事ワシントン行きのチケットを受け取ることができ、心の中でロジャーに感謝する。

モスクワの空港で出国手続きに向かうデイナを確認した男は ロジャーに電話をする。 その後 ロジャーは別の男に電話をかけ、デイナをワシントンの空港で待ちうけて、ひき逃げと見せかけて殺すように指示する。

飛行機の中では 隣に座った林業に従事する男性と会話しつつも、亡くなったサーシャの言葉が浮かんでは消える。

デイナが乗った便が到着するが彼女はいっこうに降りてこない。待ち構えた男たちの一人が業を煮やして機内へと捜しにいく。そしてデイナが最初から搭乗していなかったことがわかる。

約10時間前、モスクワの空港ラウンジでデイナは何かが心に引っかかっているのを感じていた。 それを思い出そうとすればするほど、答えは遠のいたが、搭乗口でチケットを差し出そうとした瞬間思い出す。それは惨殺されたサーシャの「自分の居場所は誰も知らない 」という最後の言葉だった。

そこでデイナは 自分以外でサーシャの隠れ家を知っている唯一の人物、ロジャー・ハドソンが口封じのためにサーシャに刺客を差し向けたと悟り、プルトニウム横流し件でのウィンスロップのパートナーだったことを確信する。 

急遽別便へと乗り込み シカゴの空港に到着したデイナは、かねてから心配していたケマルの件で FRAのジャック・ストーンに電話する。 事情を話し、ケマルを至急保護してくれるように頼む。 ジャック・ストーンは協力を約束し、デイナの居場所を聞いてすぐだれかを寄こすから動かないようにという。 デイナは深い安堵感を感じ、感謝の言葉とともに電話を切る。

電話を切ったジャック・ストーンはすぐに局内電話をかけ、デイナの居場所を知らせ、彼女を捕まえるように命令する。 ブースター将軍が極東から戻る今日の午後までには始末をつけようとする。


 〜第24章〜

空港でジャック・ストーンが寄こす人物を待つデイナの携帯電話に、懐かしい人物から電話がはいる。婚約者のジェフだった。 心配させまいと普段どおりに振舞うデイナ。 ジェフとの親密な語らいに気持ちが落ち着いていく。 ジェフを呼びにきた療養中の前妻レイチェルは、彼の幸せそうな話しぶりを聞いて、そっと部屋に戻る。
     
電話を切ったデイナは、さっきからこちらをうかがっている怪しい男に身の危険を感じ パニックに襲われる。
    
一方 留守宅ではアパートの隣人が、ダレー夫人にケマルを家に閉じ込めておくことを命令する。そこでダレー夫人は、ケマルを眠らせておくためにオートミールに薬品を振りかけたものを食べさせる。

デイナは空港内を走り、変装しようと洋服店に飛び込む。 店内は変わりない様子だが、ドアのところに怪しげな男がふたりいることに気付きぞっとする。 出口を塞がれ逃げ場がないデイナは、いきなりラックから洋服をはぎとると、店員が止めるのも聞かずそのまま出口に向う。盗難防止用のアラームが鳴り、デイナは警備員につかまる。万引き犯として警察に連行して欲しいと頼むが、人気キャスターであることがわかり 人だかりがしてくる。表には、まだ二人の男がデイナが出てくるのを待っているのが見える。

予期せぬ状況に焦ったデイナは、焦りながらも頭をフル回転させ一計を案ずる。サインを求める大勢のファンとともに店の外に出て、サインをしながら空港から外にでる。当惑する男たちを尻目に デイナは目の前で折りよく客を降ろしたばかりのタクシーへと飛び乗る。
はらはらさせられる場面が続きますね。 四面楚歌のデイナはうまく逃げおおせるのか、睡眠薬をもられたケマルの身はいかに ?!次回をお楽しみに。

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2005年6月13日(月)
第22章
こんにちは、☆です。

週末は外出続きで PCの前に座る時間がとれませんでした。お届けするのが遅くなって申し訳ありません。

天候のほうは金曜日に梅雨入りした途端に 中休みですね。あまりに蒸し暑くて 夕べは今年初の冷房を入れてしまいました。週の半ばごろからは また傘が必要になるようです。

ところで皆様は 梅雨と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。わたしは、数年前の夏 出羽三山に行く途中に見た 庄内平野の青々とした水田が目に浮かびます。梅雨の季節がある東南アジアならではの風景ですね。

水田は英語では paddy というのですが、欧米から日本に来たばかりの native speaker にはあまり馴染みがない単語のようです。陸稲の畑も含む、rice field のほうが一般的なのでしょう。

遅くなりましたが、先週のお食事会にご参加くださった皆さん お忙しい中ありがとうございました。まるで パリのカルチェラタン辺りにあるような、小路に面したテラスがある 開放感と活気に満ちたお店でしたね。お料理もバラエティに富み、おいしかったです(^.^) 
(ちなみにお店は ル・クロ・モンマルトル:
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Tokyo/guide/0201/P021625.html
です。飯田橋の駅のすぐ近くです。)
 
また秋にでも、季節を味わいに行きましょう。

それでは、第22章のシノプシスをお届けします。

 〜第22章〜

秘密都市 クラスノヤルスク26へと向かう飛行機の乗客は デイナとサーシャのふたりだけ。着陸までの4時間、サーシャから聞き出せたのは目的地が シベリアであるということだけである。

飛行機は荒涼とした地に着陸し 迎えの車がふたりを小さな駅まで運ぶ。そこから汽車に乗り換え ツンドラの中を走り続ける。

山を切り開いたトンネルに入り汽車は止まる。向かうは 古ぼけたコンクリート製のビル。ガードマンの目をやり過ごし、ふたりはエレベーターで地下に降りる。

エレベーターから降り 歩き出したデイナは 近代的な町並みが目の前に広がっていることに驚く。 サーシャは ここがクラスノヤルスク26 であると告げ、約一万人の科学者と技術者がプルトニウムを作るために住んでいると説明する。

そして稼動する原子炉を見ながら、現在のこの都市が置かれている厳しい状況を話し出す。冷戦時代は需要があり、一生 この都市の外に出ないと誓わされていた住人たちも贅沢な生活を享受することができた。 しかし 今やプルトニウムは無用の長物となり、都市機能を維持するためだけに 原子力発電が行なわれている。また ロシア経済自体が疲弊し、ここで働いている人々には 何ヶ月間も給料は払われず、飢え初めているという。そこで話は核心のテイラー・ウィンスロップに及ぶ。 彼は反政府に傾いた科学者たちと組み、密かにリビヤ、イラン、イラクといった国々にプルトニウムを売り始めた。アメリカの事実上の諜報機関 FRAは事態を察し 何とか介入しようとした矢先、ウィンスロップはパートナーの手によって殺される。 強欲なウィンスロップが仕事を独り占めしようとしたことがパートナーの耳に入ったからだ。 本人が消されたあとは、真相を知った息子ポールがパートナーをゆすり始めた。そこで、ポールが消され、危機回避のため他の子供たちも事故を装って殺害されたのだった。

パートナーの正体は?と尋ねるデイナに、サーシャは それを明かすのは かねてからの 約束どおり 自分がアメリカに亡命してからだ と言い、デイナに潜伏場所を伝えてその晩会う約束をする。サーシャと別れ、上院議員のロジャー・ハドソンに国際電話で亡命の助けを求める。ロジャーはサーシャの居場所を尋ね、なんとか大使館に渡りをつけると約束する。
   
約束の時間 潜伏先のアパートを訪れたデイナは そこで喉をかき切られたサーシャとビニール袋を頭にかぶせられて窒息死した彼の友人らしき人物の死体に遭遇する。

叫びながらアパートから転げるように駆け出すデイナを、向かいのアパートの窓越しに待ち構えていたスナイパーが待ち受ける。照準を合わせ引き金を引きはじめたその時、バスが視界に割って入る。 弾はバスの屋根の一部を吹き飛ばし、乗客は叫びながら飛び出す。スナイパーは 他の仲間が始末をつけてくれるだろう とその場を去る。

パニック状態でロジャーに電話をかけるデイナ。 サーシャと友人の殺害と 自分も狙われていることを伝える。 彼は 深夜便を予約しておくので すぐに帰国するようにと促す。感謝して申し出を受けるデイナ。

ロジャーが電話を切ると、妻のパメラが入ってくる。事の顛末を伝えるロジャーに、彼女はスナイパーの失敗を責め、 事故と見せかけて早くデイナを始末するようにせかす。
今回は少し詳しく書いてみました。 ついにデイナの身にも危険が降りかかってきました。陰の人物も明かされましたね。 もう少し文章力があればこの緊迫感を もっとお伝えできるに…と悔やまれます。 本文では、この辺り流れるようなリズムで書かれているので 是非お読みになってください。 このあともサスペンス映画のようなシーンが続きます。

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2005年5月29日(日)
第21章
こんにちは。

木曜日クラスは 皆様もおなじみの箪笥町区民センターで行なわれています。

先日、「箪笥町」という町名についてちょっとした発見をしました。
「町」が「ちょう」ではなく「まち」と読むこと、名前の由来が箪笥職人が住んでいたから…という訳ではないことです。
この箪笥は「武器」を総称して呼んだもので、江戸時代この辺りには幕府の武器担当者の拝領屋敷があったからだそうです。
現在 そう遠くないところに防衛庁があるのも何か縁があるのでしょうか?

友達が箪笥町のすぐ近くの二十騎町に住んでいるのですが、ここも江戸時代の役職のひとつ、先手与力(事務職?)が20人住んでいたことに由来しているそうです。
この辺りのことは 時代小説がお好きな(∀)さんがお詳しそうですね。

現在は 箪笥町から程近い、神楽坂、飯田橋あたりは 手ごろな値段で本格派のフランス料理が楽しめるレストランの激戦地です。
こちらはお近くにお住まいのHiroさんがお詳しいです。

それでは、21章のあらすじです。


 〜第21章〜

 ワシントンのダレス空港に着いたデイナは、ダレー夫人とケマルの出迎えを受ける。 家に向かう車の中、ケマルのいつもと違うおとなしい様子に気付くが、幸せそうであることは確かだった。

 ケマルと夕食の約束をして出社する。 久しぶりに会う同僚たちから次々声をかけられる。
 マットとのミーティングのあと、夫が上院議員でいつもデイナをサポートしてくれるパメラ・ハドソンから電話がきてお茶の誘いを受ける。 デイナは午後に訪ねる約束をする。

 午後、ハドソン家の居間でデイナはハドソン夫妻相手に、ウィンスロップの記事をウェブで見つけたことがきっかけで、ウィンスロップの裏の面が次々暴かれていったことを話す。そして復讐の動機がある人物が3人いることを伝える。

 報告を終えたデイナは 夫妻の暖かい励ましに感謝してハドソン邸を後にする。

 翌朝、学校まで送る車中 ケマルはあくびばかりしている。 
 彼の不自然なほどおとなしい姿を案じ、医者に連れて行くことを考える。

 その後、デイナは オフィスの机の上に差出人不明の手紙を見つける。 
 その内容は 彼女が求めている情報が知りたければ至急モスクワの指定のホテルに来い というものだった。

 デイナの脳裏には、ボリス・シュダーノフが 兄サーシャに遮られながらも何か 伝えたげだったようすが浮かぶ。 様々に思いを巡らせるが、結果的には手紙を破り捨ててしまおうと決心する。
   
 翌日、ニュース番組のアンカーとしてカメラの前でニュースを伝えながら、ここが自分のいる場所だと感じつつも、差出人不明の手紙のことが頭から離れない。
   
 電話でロジャー・ハドソンに相談しているうちに、もう一度モスクワに飛ぶ決心をする。

 モスクワは吹雪だった。  長旅の後、モスクワ郊外の古ぼけたホテルのみすぼらしい部屋にようやく辿り着く。 窓の外を眺めながら もしかしたら自分はかつがれているのかもしれない と不安に思ったその時、ドアを軽くノックする音がする。
 廊下には人影はなく、一通の封筒が置かれていた。
 そこには時間と待ち合わせ場所が書かれていた。

 約束の時間に待ち合わせ場所の公園に行くと、現れたのはなんとシュダーノフ兄弟の兄、サーシャだった。

 サーシャはウィンスロップ一家を亡きものにした犯人を知っていると言い、それを教える交換条件をして、自分を国外に逃亡させてくれと頼む。 
 彼は今 危険な立場におり、デイナの助けを必要としていると言う。 
 当惑するデイナ。モスクワに呼び寄せたのは自分を利用するための策略だったと感じ憤然と席をたつ。 慌てたサーシャは証拠を見せると申し出る。
   
 サーシャは彼女を自分のオフィスに案内し 金庫にあった機密書類を取り出す。  
 それはロシアが有する武器のリストであった。 
 おびただしい数のミサイルや爆撃機、核兵器はかってのロシアの超大国ぶりを物語るが、冷戦終結後 軍は様々な問題を抱えているという。
 そしてついに話は 公には存在していない地図にない場所 "クラスノヤルスク26" に及ぶ。
 サーシャは秘密を誓わせ、明日デイナをそこに連れて行くと約束する。

 翌日、同じ場所で待ち合わせた後、サーシャは彼女をショッピングセナターに連れて行き、ランジェリーショップできわどいドレスに着替えさせ、美容院では濃い化粧を施させる。訳が分からず怒るデイナに サーシャは理由を説明する。 
   
 クラスノヤルスク26は限られた関係者しか立ち入りが許されないが、ごく少数の者は娼婦を連れ込むことは大目に見られている。 
 つまりその格好をして、あとは賄賂として警備員にウォッカの一箱でも渡せば 彼女は秘密都市に入ることができるという。 
   デイナはしぶしぶながらも納得し 先に進むことに同意する。
21章のこの辺りはおさらい的な役割を果たしているようです。 朗読では10ページぐらいばっさり飛んでいます。
本ではちょっと焦らされているような気がしますね。

だんだん核心にせまってきているので 書いていてもドキドキしました。 
この秘密都市が 時折出てくるオークションが行なわれている場所ですね。 
あと残り70ページちょっとです。真相解明までもう一息!
次回は 22章 325ページからです。

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2005年5月14日(土)
第20章
こんにちは。

皆様、連休疲れは解消されたでしょうか。
外は爽やかな新緑の季節ですが、体調は今ひとつ…という方もいらっしゃると思います。 
この週末 緑の中のお散歩で、心身ともにリフレッシュされてはいかがでしょう。
私は残念ながらその時間がとれなそうなので、せめてアロマオイルで森林浴気分を味わいたいと思います。
パイン(松)やユーカリ(コアラが大好き)などの樹木の清々しい香りは空気清浄作用や殺菌作用もあり一挙両得です。
またグレープフルーツの香りはダイエット効果もあるということです。
個人的にこちらも惹かれます(笑)。

火曜日のクラスは新メンバーが参加されたということで、ますます賑やかになりましたね。
新しいメンバーの方、 よろしくお願いします。

さて 今週は20章と21章の途中まで読みました。(*1)
舞台は引き続きモスクワです。

(*1)第21章は、ひとつにまとめました。


 〜第20章〜

 翌日、デイナはモスクワ特派員のティムからウィンスロップとプライベートでも親しくしていた、サーシャ・シュダーノフという人物を教えられ早速会いに行く。

 シュダーノフが務める国際経済開発公社はかなりのお役所体質で、面会許可が下りるまで何度も足を運ばねばならなかった。
 許可を待つ間、デイナは誘われてバレエの公演に行き、幕間に用意されたキャビアに舌鼓を打つ富裕階級の姿を垣間見たり、ケマルのおみやげに買ったコンピューターゲームの値段の高さに驚く。

 ジェフと電話で話した翌朝、ようやく面会の許可を告げる連絡を受け、約束の時間に出向く。
 サーシャ・シュダーノフは50歳代の油断の無い目つきをした男で、きつい訛のある英語を話す。ちょうどワシントンのロシア大使館から戻っていた弟のボリスも同席していた。

 個人的にも親しかったウィンスロップをどう思うか、という質問にサーシャは型どおりの賞賛しか返さず、弟がなにか言いかけるたびにロシア語で怒鳴りつけた。彼の滞在中、トラブルに巻き込まれたことはなかったか という問いに、否定しながらもデイナと目を合わせようとしない様子から、彼女はサーシャが嘘をついていると直感する。

 実りのない面会を終えてホテルに戻ったデイナは、マットに報告の電話をかけるが、その内容も盗聴されている。
  
21章は、こちらです。

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2005年3月18日(金)
第19章後半
こんにちは。

気持ちのいい陽気が続いていますね。
木曜クラスを終えた後 自宅までややしばらく歩くのですが、
初夏なような日差しは日傘がほしくなるほど眩しいものでした。
 
この時期、行楽のご予定がおありの方も多いと思います。
連休中も晴天が続くといいですね♪

読書パートでは19章を読み終えました。
今回デイナは、「ロシア計画」を追ってモスクワに飛びます。
これはウィンスロップが深く係わっていた謎のプランです。

この章では珍しく作者が複数の登場人物を通して時の政権を厳しく糾弾しています。
エリツィン大統領のころのロシアです。
政治家の腐敗を批判する一方、その歴史、文化には敬意を表すことも忘れません。
作者の思い入れを感じる章です。

それでは19章のあらすじです。


〜第19章〜

 ロシアの国際空港に到着したデイナは、自分のことをこっそり伺っている男に気付く。 その男が近づいてファンであると名乗り、サインをねだる。
 サインし終えた後、ペンをしまおうとした際誰かに押されて落としてしまう。
 壊れたペンに小型発信装置が仕込まれていたことを知る。隔絶された地に置かれた研究所にある地図から、いきなりシグナルが消える。

 迎えのWTN特派員とともに国営交通社ホテルへ向かう。タクシーの窓から 見えるのは一面の雪景色だった。
 部屋に着いたデイナは、予めロジャー・ハドソンが連絡を付けておいてくれたアメリカ大使館に電話をし、早速大使との面会の約束を取り付ける。
     
 現地のデパートでコートとマフラーを買って部屋に戻るとジェフから電話が来た。
 大晦日に電話したのになぜでなかったのかと聞かれ、大切な日を忘れないで いてくれたことに喜ぶ。 デイナがモスクワにいると知りジェフは大いに驚く。
 楽しい会話は電話の向こうでジェフを呼ぶレイチェルの声が聞こえるまで続いた。

 翌日、アメリカ大使はロシア下院の嘆かわしい現状をひとしきり憂いた後、デイナの問い― ウィンスロップの人となり、彼が取り組んでいたプラン ― について話すが好人物としての姿しか語られず、プランに関しても何も知らないと言う。
 ウィンスロップの元秘書と話しても同じことだった。

 その晩、出迎えてくれたWTNの特派員とモスクワの権力者たちが集まるレストランに行った帰り、彼の強い勧めで護身用のペッパースプレーを携帯することになる。

 見渡す限りの銀世界、シベリアの一角に次々ジェット機が到着する。    
 ビルの中から男が双眼鏡で続々と到着している各国代表を確認している。明日から始まる大規模なオークションには、何事も誤りは許されない、そうこころに誓った後、アシスタントにメモをとるよう言いつける。  

 内容は、デイナの監視を続け、その行動を報告し、消すこともありうるので常に待機せよ ― というものだった。
なかなか、ロシア計画なるものの姿がつかめませんね。 次章も舞台はモスクワです。

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2005年3月3日(木)
第17〜18章
こんにちは。

早いものでそろそろゴールデンウィークの話題がでる時期となりましたね。 
皆さんのご予定はもうお決まりでしょうか?

先週第一回目の木曜日クラスが開かれました。 出席してくださった皆様ありがとうございました。
お馴染みの箪笥町なのですが初めての午前中ということで、最初は少し緊張していまいました。
リスニングパートは火曜日クラスの宿題の要領でてきぱきと進められ、ポイント解説、質疑応答も盛り込まれた密度の濃いものでした。

今回リーディングパートでは、17章と18章の途中まで輪読しました。
物語が佳境に入っていることもあり、朗読を聴かずに一気呵成に読んでしましましたが、 これをスタンダードにするということではなく、臨機応変に進めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 
12時に終わって外に出た後も、まだ半日残っていると思うと一日が有効に使えるような気がして嬉しかったです。 チャンスがあれば火曜日クラスのかたも是非ご参加くださいね。


今回は2章分のあらすじです。


〜第17章〜

 デイナは元通商大臣のビンセント・マンシーノに会うためローマを訪れる。
 子供のころ両親と旅行で来た以来始めてである。当時のいろいろな思い出が蘇る。


 ホテルにチェックインしたデイナは、政府系の遺跡修復会社で働いているはずのかつての隣人に連絡を取ろうと試みる。 会社に電話してみるとおかしなことにその名前の人物はいないという。 

 サラエボ時代のジャーナリスト仲間とローマ屈指のレストランで待ち合わせ、ビンセント・マンシーノについてについての情報を集める。 彼によると、テイラー・ウィンスロップと貿易交渉中に突然職を辞したマンシーノはマフィアと繋がりがある人物で、一時期はテイラー・ウィンスロップとも良好な関係だった。その後何事かが起きて二人の間はだめになる。  
 うわさでは、マンシーノの一人娘は行方不明になり、妻は心配のあまり精神的に参ってしまい、療養生活を送っているという。 友人はマンシーノは危険な人物なので、近寄らないよう忠告する。
 忠告に感謝しながらも、マンシーノに面会に行ったデイナは彼から意外な話を聞く。
 友人だと思っていたウィンスロップに手ひどく裏切られ、娘を失っただけではなくマンシーノ一家の未来まで奪われたというのだ。 「ウィンスロップと彼の家族に起こった災難はその代償だ」という台詞にデイナは返す言葉もない。

 次の目的地、ブリュッセルへ向かったデイナ。
  
 マットは上司のエリオットに呼び出され、デイナとジェフの二人の看板キャスターが休み続けていることについて質問を受ける。 その際、マットしか知るはずのないデイナの行き先を、エリオットが知っていることに驚く。


〜第18章〜

 ウィンスロップがNATOでの仕事を任期半ばで止めてしまった理由はすぐ分かるだろう、そうデイナは考えていた。 
 ここでもまたサラエボで一緒だった 仲間の一人、NATOのプレス本部勤務の友人に話を聞く。
 しかしウィンスロップの早期辞任に関してのはかばかしい情報は得られない。代わりにやはり突然NATO大使を止め、故国フランスに帰ったマルセル・ファルコンの辞任理由を知る。
 彼の息子がひき逃げにあい、後に自首して来た犯人はウィンスロップのお抱え運転手だったというのだ。

 デイナは早速、服役中の犯人に面会に行く。

 男はデイナを見て、自分を助けに来てくれたと勘違いする。いぶかしく思うデイナに彼は事の真相を話す。 ファルコンの息子をひき逃げしたのは、ウィンスロップ本人で、ウィンスロップは事故が公になると”ロシア計画”が駄目になると取り乱し、金と引き換えに身代わりになることを承諾させたという。
 しかし今や服役期間を短くするという約束もウィンスロップの死後反故になり、彼は絶望していた。 デイナはこの話をファルコンにしたかと尋ねると、彼はしたと言い、その時のファルコンの言葉「彼の残りの家族が地獄で彼と会えますように」を口にした。

 デイナはファルコンの件を調べる為にパリに行く。
 ファルコン本人に会う前に、まずテレビ局に勤める友人に彼のことを聞く。彼は大きな製薬会社のオーナーで、自分をNATO大使に任命させられるほど政界との結びつきが太い。
 しかし、ブリュッセルでの息子の事故に耐えられずにパリに戻り、妻は神経を病みカンヌの療養所にいる。
 ここでもデイナは友人から、ファルコンは非常に執念深い男なので記事にするのなら、充分気をつけるように忠告を受ける。

 やっとのことでファルコンとの面会を取り付けたが、ファルコンは取り付く島もない。
 息子のひき逃げの件も真相を知っているにも関わらずしらを切り、ウィンスロップに関しても「会ったことはある」といった軽い返答。デイナの「奥様とお話したい」との依頼には、妻は休暇中で不在であると答える。
 真相を話すことを完璧に拒否しているのか、何かの理由で無知を装っているのか、デイナは思いを巡らす。

 デイナは今までの経過をマットに報告し、ロシア計画なるものを調べにモスクワに飛ぶことを伝える。

 そしてこのマットとの会話も盗聴されている。
 ケマルの声を聞きたくて家に電話をするが、ダレー夫人は彼は昼寝中であるという。 デイナは前回架けたときも昼寝中だったことを思い出し、少々驚く。

 12月31日、本当ならジェフとの結婚式だったはずだった。(P87 10行目参照)
 デイナはひとり寂しくパリの街を歩く。 部屋では彼女のバックから転げ落ちた携帯電話がむなしく鳴っている。
さすがに2章分だと長くなってしまいました。 
これでも各都市の名所の描写などはしょってあるので、ぜひ読んでみてくださいね。 

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2005年4月10日(日)
第16章
こんにちは。
ここ数日、まさに春爛漫といった陽気が続いていますね。
皆さん、もうお花見はされたでしょうか。
私は先日春休み最後の日の子供たちと、四谷から飯田橋までお堀沿いの土手をのんびりと歩きました。 お昼時ということもあり、大勢の花見客が繰り出していました。 花見客は皆晴れやかな(^.^)顔をしてますね。

飯田橋〜市谷間に比べると、市谷から四谷間は普段から人通りがぐっと少ないです。
電車の通り過ぎる音だけが響く静かな木立を歩いていると、ここが都心の一角でところであることを忘れてしまうほどです。 
でも一年のうちこの時期だけは花見客で賑やかになりますね。
場所柄、外国人のかたのお花見客も多く、私が以前習っていた英会話の先生もここでお花見をするのを楽しみにしていました。
 
もっとも四谷寄りの土手は、南側に私立女子校や高級マンションがそびえたち、北側は 鬱そうとした木立とフェンスが日差しを遮り、日中でも薄暗く空気もひんやりしています。
夏は涼しくて快適ですが、この季節は日が当たらないとまだ寒く、夜は尚更冷え込むでしょう。

四谷近くの土手で夜桜見物をご計画の際は、解放感がある上智側がお勧めです。


前回は新たに3人の人物が登場しました。 覚えてらっしゃるでしょうか。
フランス政府高官のマルセル・ファルコン、イタリア通商大臣のビンセント・マンシーノはそれぞれテイラー・ウィンスロップとの貿易交渉中に突然辞任し、後にウィンスロップ自身も突然ブリュッセルでのNATO特別顧問の職を辞しています。

そして今回デイナが直撃捜査を試みるデュッセルドルフ在住のデューダー・ザンダー。
彼は株の不正操作の罪で逮捕されたこと、服役中に起きた自宅の火事で家族が亡くなったことを仕事のパートナーだったウィンスロップのせいだとし、復讐を誓っていました。

今回はデイナのデュッセルドルフ到着から幕を開けます。


〜第16章〜

 ダラス空港からデュッセルドルフへ飛ぶ前、デイナは現地の放送局に勤める友人に電話をかける。 飛行機の中でも話しかけてくる隣の客の応対をしながらも、ザンダーの家族とウィンスロップの焼死のことが頭から離れない。

 ホテルのフロントでしばらく待たされる間、デイナの部屋に隠しカメラが取り付けらる。

 出掛けに電話した友人に会いに部屋を出ようとしたときに、ジェフから電話がくる。
 レイチェルが化学療法でだいぶ消耗しているという。離れていてもお互いを思い遣る言葉を忘れない二人。 

 二人の電話を聞いていたレイチェルは、ジェフに自分たちもかっては愛し合っていたことの確認を求め、モデル業が忙しすぎて結婚生活が破綻する原因になったことを悔やむ。
 レイチェルの必死さをおもんばかると、ジェフは彼女のラブコールに返す言葉が見つからない。

 エレガントなレストランで友人と待ち合わせ、ザンダーの話を聞くデイナ。
ザンダーは大金持ちだが、株主から金を騙し取り20年の刑を宣告された。裏に手を回して3年で出所してきた。彼は自分がウィンスロップに陥れいれられたと主張している。
 最初は、ウィンスロップが数十億ドルの価値がある亜鉛炭鉱の共同経営者の話を持ちかけてきた。 引き受けたザンダーは、表看板の人物として亜鉛鉱の数百万ドル分の株を売った。ところが亜鉛は出ず、ウィンスロップが金を独り占めし、ザンダーが罪を着せられた。陪審員は誰もザンダーの言い分を信じなかった。ウィンスロップは神格化された英雄のような存在だったからだ。 友人はザンダーがテディベアのようにな外見をして、実は熊のように危険なので気をつけるよう注意する。

 ザンダーの経営する会社の乗り込むデイナ。 何とか策を弄して直接彼に会うチャンスを得る。
 テイラー・ウィンスロップの名を聞くなり出て行けと怒り出すが、デイナの巧みな話術でウィンスロップへの思いをひきだす。
 デイナはマットへ電話の中で、何かが見えてきた…と語り、次の目的地、ローマに行くことを報告する。

 FRA内の本部では3人の男が盗撮中のデイナを監視している。

 化学療法で苦しむレイチェル。 医者から髪が薄くなりと聞き、ジェフは早速彼女をかつら屋に連れて行く。 ジェフの暖かい言葉に涙ぐむレイチェル。
今回は短いです。 次の17章、18章も比較的短いので、木曜日は両方読み終えるかもしれません。
最初に少しおさらいしてから、読み始めたいと思いますのでよろしくおねがいします。

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2005年4月2日(土)
第15章
こんばんは。
早いものでもう四月、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今、巷では I love new Tokyo プロジェクトというキャンペーン広告をよく目にしますね。
テレビのCMにはリチャード・ギアがでていました。
先日、彼が 主演映画 Shall we dance? のプロモーションで来日したときの小泉首相とのダンスのパフォーマンスを見て、思わず赤面(苦笑?)したかたもいるか と思います。
チェック済みの方もいらっしゃるでしょうが、先日のBBCにもばっちり取り上げられていました。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4390753.stm

記事の中で、リチャード・ギアが小泉さんを、"charming and spontaneous"と評していたとあります。
spontaneous は自然体とでも訳せばいいでしょうか。

また、2年前にはトム・クルースとプレスリーの歌をデュエットしたとありますが、わたしは不勉強にも知りませんでした。
いろいろ意表をつく方ですね。

それでは15章のあらすじです。


〜第15章〜

 アラスカでのジュリー・ウィンスロップの謎の事故死を探る旅から 戻ったデイナは、ケマルと彼が飾り付けたクリスマスツリーが待つ自宅に戻る。 ベビーシッター兼家政婦のダレー夫人から、留守中に来た電話のことを聞き、さっそく折り返す。
 最初かけたデイナの母親は留守電になっており、以前彼女の再婚相手がケマルに失礼な応対をしたことに腹を立てているデイナは、型どおりの挨拶だけを残し電話を切る。 次にかけたパメラ・ハドソンは、ケマルとデイナを 早めのクリスマスディナーに招待してくれる。

 次の日、ハドソン家に到着した際、パメラの夫のロジャー・ハドソンからテイラー・ウィンスロップに関しての新情報を得る。 
 ロジャーは、引退をほのめかしてい、テイラー・ウィンスロップがロシア大使を 引き受けたのは大統領の圧力のせいと思ってが、実際に圧力をかけたのはテイラー・ウィンスロップのほうらしいというのだ。自分をロシア大使に任命するようにと。

 放送の後、デイナは自分のオフィスで再びコンピューターに向かい、インターネットでテイラー・ウィンスロップ関連の記事を調べる。
 そこで、NATOの大使でフランス政府高官のマルセル・ファルコンという人物の記事に目を留める。彼は、ウィンスロップとの貿易交渉中に辞任し、引退したというのだ。交渉中に何が起こったのか疑問に思ったデイナは調査をすることを決める。

 自宅に戻ったデイナは、待ちかねていたジェフからの電話を受ける。
 しかし、検査の結果レイチェルのガンは転移しており、4ヶ月間の化学療法の期間、彼女に付き添うつもりといわれ、表面はジェフを励ましつつ心の中では複雑な想いが錯綜する。

 翌日の早朝、オフィスで再びインターネットにログインするデイナ。
 今度は、別の辞任劇がデイナの目に留まる。
 イタリアの通商大臣ビンセント・マンシーノが、やはりウィンスロップとの貿易交渉中に突然辞任していた。
 そしてもう一つ興味深い記事を見つける。ブリュッセルでNATOの特別顧問を務めるウィンスロップが突然移動を申し出、ワシントンに戻った、という記事。

 フランス政府高官のマルセル・ファルコン、イタリア通商大臣のビンセント・マンシーノ、そしてウィンスロップの3人の突然の辞任は単なる偶然なのか、関連性があるのか。
 奇妙な発見にデイナは強く引かれる。

 デイナはローマとブリュッセルにいる友人にそれぞれ電話をし、近くそちらに向かうことを伝える。
 その後、秘書のオリビアからの連絡でマットのオフィスに向かうデイナ。
 そこで、マットが昨晩聞いたというドイツ、デュッセルドルフ在住のディーター・ザンダーという男にまつわる興味深い話を聞く。詳細は明らかでないが、ザンダーとウィンスロップの間に何かが起こり、ザンダーはウィンスロップを殺すと誓っていたというのだ。
   
 デイナはザンダーに関しての情報を集めるため、FRAのジャック・ストーンに電話する。彼の話によると、二人はビジネス上のパートナーだった。 しかしザンダーは株の不正操作で刑務所に入れられ、その間に自宅が火事になり妻と三人の子供が犠牲になった。ザンダーはその火事をウィンスロップの仕業と考えた ということだった。    
   
 デイナはまずデュッセルドルフに行くことを決心する。 
この章は短いながらも、事件の鍵を握る(ように見える)国籍もまちまちの3人の男性が登場しました。
一気に現れたので 混乱してしまわれた方もいるかもしれません。 話が進むと整理されてくると思いますのでご心配なく。

次回は舞台はデュッセルドルフです。 デュッセルドルフはドイツ北西部の商工業の中心地です。
私事ですが、勤めていたとき 始終デュッセルの現地法人にテレックスを打っていたことを思い出しました。
テレックスっていっても今の人はわからないでしょうね(笑)。 eメイルとファックスをミックスさせたようなものです。

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